昔からあるもの、新しいもの。カタチや想いを変えて人から人へ、伝えていきたいとちぎの魅力。伝統を受け継ぎながら、新しいコト・モノにチャレンジしている方々をご紹介します。
大豆乃館/宇都宮
人にしかできない“手づくり”を残していきたい
お豆腐屋さんの朝は早い。代表自ら豆腐を作りお店に立ち、お客様やスタッフの声を聞く。ゼロからスタートしたからこそ、素直にお客様の声を大事にしているという。大豆本来の旨みと風味が味わえるお豆腐は、農家さんが大切に育てた大豆から丁寧に手づくり。ひと口食べれば、単なる食材ではない魅力にファンになってしまうのだ。
お店・スポット情報
初代
大谷洋二さん(52歳)
東京のアパレル会社に勤務。地元栃木へUターンし食品卸しの仕事に就く。お客様から独自の商品を求められる内、“自分で作るしかない”と考えるようになる。豆腐を作る機械の販売会社が立ち上げた店舗『大豆乃館』に出会い、屋号のみを受け継ぎ40歳でゼロからのスタート。2016年10月には、豆腐を使った惣菜やデザートも販売する2号店『LOTUS3』をオープン。こだわりの豆腐は、2017年全国豆腐品評会にて関東予選金賞を獲得。イベント「とちぎの縁日」実行委員長や、とちぎオーガニックフェスタ連絡協議会の副会長なども務め、有機の普及にも貢献している。
○代目の想い
農家さんから
「有機大豆が出来た時、少ない数でも作ってくださる所がほとんどなかったんです。そんな中、大谷さんの所へ持っていったらすごく喜んでくださって。お豆腐として、みなさんの食卓に届けることができるようになりました!有機大豆の良さをちゃんと味わえるお豆腐が出来たのは、大谷さんの技術のおかげです!おいしいものを作る技術と、しっかりとした想いをどちらも持っている方と出会えたことは、本当に嬉しいご縁です。」
\もっと聞いてみました!/
■全国豆腐品評会 関東予選金賞おめでとうございます!大豆の種類だけでも約100品種もあると伺ったのですが、大豆乃館さんで作られるお豆腐の大豆は、いったいどうやって選んでいるんですか?
「ありがとうございます!まず、大豆は国産のみを使用しています。今回賞をいただいた豆腐で使用した大豆は“有機栽培塩谷在来”といって、塩谷町の有機・特栽 杉山農場さんが持ってきてくれたものなんです。見た瞬間に「この大豆でお豆腐が作りたい!!」と強く思ったことを覚えています。」
■ゼロからのお豆腐作り、まず何から始めたのですか?
「掃除からのスタートでした。お店の床拭きからお豆腐作りに必要な道具や機械の掃除の仕方を教えてもらって、ひたすら掃除をしていると涙がでてきたことも。(笑)でも、掃除はやっぱり大事。食品を扱うからもちろん当たり前だけど、仕事を覚える上で大切だなと思います。もちろん今も自分でやっていますよ。」
■これからの夢はなんですか?
「大豆乃館の2号店「LOTUS3 」を、もっと充実させていきたい。たとえば有機野菜のビュッフェが食べられたりね。形や大きさなどで市場に出せなかった、農家さんのおいしい野菜が無駄になってしまうのはもったいないので、そういう場も作れたらいいなと考えています。」
お店・スポット情報
取材:2018年01月
※掲載内容は取材時の情報です。
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