昔からあるもの、新しいもの。カタチや想いを変えて人から人へ、伝えていきたいとちぎの魅力。伝統を受け継ぎながら、新しいコト・モノにチャレンジしている方々をご紹介します。
小野糀店/日光
うちの糀っておいしい!この味を絶やしたくないと思った
3代目もその娘さんも一度は家を出ている。だからこそ、改めて家業である糀屋の味に誇りが持てたという。自信を持って自分達がおいしくて安全だと思うものを売る。シンプルだが、それを実現し100年近くも続けるのは並大抵のことではない。女性ならではの視点が加わり、従来のスタイルから変化しても“糀の味を伝える”という熱い想いは親子で一緒だ。
お店・スポット情報
3代目
小野光義さん(66歳)
埼玉で働いていたが、家業である1921年創業の糀屋を継ぐため栃木へ帰郷。24歳の時、3代目に就任する。糀、味噌、甘酒の代々続く味を守り続けている。2017年7月から2人の娘さんが「小野糀」という新ブランドをスタート。甘酒や糀を使った新商品やイベントへの参加で、新しいお客さまも多く来店しているという。ガラリと変わったイメージや取り組みについても何も言わず、「小野糀店」として変わらぬ糀の味を守り、温かくサポートしている。
○代目の想い
家族から
「小さいころは、家が糀屋なのが嫌だったんです。味噌汁だって甘酒だって当たり前だった味が、特別でおいしいものだったんだと認識したのは、家を出てから。この味を絶やしちゃいけないと思ってはいましたが、実際に動き出したのは2017年の7月。父の作る素晴らしい糀を使って、もっと人が集まるような場所、地域にしていきたいです。」
\もっと聞いてみました!/
■田舎味噌、麦味噌、米味噌、どれがオススメですか?
「どれも愛情たっぷりなので選べませんね。田舎味噌は、麦と米どちらの糀も入っているしっかりとした味。麦味噌は香りが良くて、米味噌は米糀が2倍入っているので優しい甘みが特徴です。400gの小さいサイズもあるので、ぜひ好みの味を見つけてみてください。」
■お味噌や甘酒、たくさんあると保存に困ってしまいます。どうすればいいですか?
「まずお味噌は常温で大丈夫です!無添加なので色や味が変わったりもしますが、新しいもの、発酵が進んだもの、それぞれの風味が楽しめます。甘酒は冷蔵庫で2週間程度、冷凍なら半年間保存できます。冷やして飲みたい時も、一度煮沸かすことがポイント。加熱することで甘みが生まれます。
■オシャレな“小野糀”のロゴマーク。不思議なカタチが気になります。
「小野=onoを円(縁)として重ねて、欠けた部分はお米をイメージ、生産者の汗とお客様の感動の涙で少し滲んでいるんです。ロゴを作るのが第一歩だったので、思い入れも深いですね。」
■これからチャレンジしたいことはありますか?
「今も6~7kgの味噌ができるセットがあるんですが、小野糀店として手作りの味噌作り教室をひらいてみたいです。」
「“小野糀”としては、販売スペースを広げたり、カフェを作ったりして、たくさんの人が集まれる場所にしていきたいですね。」
お店・スポット情報
取材:2018年03月
※掲載内容は取材時の情報です。
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