栃木市の遺跡・史跡
平安の高僧・慈覚大師円仁の修行の地に残る後世に伝えたい足跡
円仁は、9~15歳まで小野寺の大慈寺で修業されました。円仁が修行で広戸を訪れた際、干ばつで困っている村民を見かね、獨鈷杖で円を描いて突いた地面から水が湧き出したという言い伝えがあります。1933年に建立されたお堂は現在再建されています。
おすすめ
◇獨鈷水 円仁によって湧き出した清らかな聖なる水を村人たちは「どっこせ」と呼び、1200年もの間お堂を建て守ったといわれています。 |
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◇多羅葉樹 慈覚大師円仁お手植えと伝えられる多羅葉樹の末裔木。 多羅葉(タラヨウ)は、日本では葉の裏側に経文を書いたり、葉をあぶって占いに使用したといわれます。 |
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◇腰掛石 近くには、慈覚大師円仁がここで座禅を組んだといわれる石があります。小野寺七石のひとつ。 |
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みんなの声でわかる、スポットの特長
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車両通行止めの為、少し離れた空き地に車を駐車して向かいました。途中に慈覚大師円仁が座禅した腰掛石があります。平らな大きな岩で村民達の無病息災、国家安寧を祈願したと伝わられています。獨鈷水御堂は外見は飾り気のないシンプルなお堂ですが、御堂内はお供え物や色とりどりの花やらで賑わっていました。慈覚大師円仁が錫杖を岩肌に向かって振り下ろし湧水が湧き出したと伝えられる獨鈷水は、覗いてみると厚みのある岩の中に水が湧いていました。人里離れた寂しい所にありますが、慈覚大師円仁の足あとを探る上で重要な場所です。 (訪問:2019/08/17)
掲載:2019/10/20"ぐッ"ときた! 17人
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