日光市の遺跡・史跡
受刑者の霊を供養するために建立された石地蔵尊
首切地蔵尊は受刑者の霊を供養するために建立。刑場に地蔵尊を祀り受刑者の死後の安楽を祈念する風習は全国的なものだが、今日までその姿を良好に留めているものは稀。付近一帯を善阿弥塚と称しているが、処刑者に対して冥福を祈る人々の思いやりが窺われる。
無
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首切地蔵尊 | 受刑者は地蔵尊の前で罪状刑量を申し渡された後に地蔵前で打首となり、曝台に七日間曝されその後は縁者のある者は引き取られたが、無縁の者は地蔵尊礎石の背面内側に穴を掘って首を投げ入れました。建立年は不詳 |
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六地蔵尊 | 無縫塔に浮き上がるように彫られています。建立は享保13年(1728) |
経塔 | 山状角柱の「妙法蓮華経」の題目塔です。建立は寛政11年(1799) |
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みんなの声でわかる、スポットの特長
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鬼怒川に向う県道沿いにあります。お地蔵様(日光市文化財)は1728年建立で像高約1.1mですが基壇からでは総高約2.7mと見上げる程の高さです。江戸時代に日光奉行所の刑場があった場所で受刑者の霊を供養するために建立されたそうです。今ではその刑場の痕跡も見当たりませんが多くの受刑者が打首などの刑に処せられたそうです。当時その様子を目の当たりにしたであろうお地蔵様の眼は大きく凝視し表情は恐怖で固まっているかのように見えます。お地蔵様も内心は目を背けたくなるほど酷いと思っていたのかなあと感じました。 (訪問:2023/02/26)
掲載:2023/06/13"ぐッ"ときた! 29人
※上記のクチコミは訪問日当時の情報であるため、実際と異なる場合がございますのでご了承ください。
基本情報
住所 | 日光市所野50 地図を印刷 |
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市・文化財課 | 0288-25-3200 0288-25-3200 |
駐車場 | 無 |
リンク |
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