日光市の遺跡・史跡
【日光市指定有形文化財】戦国期の様子・当時の来世観を知る貴重な資料です
石幢とは、故人の供養または逆修(生前予め冥福を修めること)のために建立した石塔の一種です。こちらは天正11年(1583)銘の石幢で、戦国期の様子を示唆するものであり、また当時の来世観を知る上で非常に貴重に資料となっています。
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天正十一年銘石幢 | 天正11年(1583)銘の石幢で、総高は175cm。銘文の一部には「奉造立六地蔵逆修善根□(也カ)」とあります。 |
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銘文「奉造立六地蔵逆修善根□(也カ)」 | 「逆修」は生前予め冥福を修めること。「六地蔵」は地獄・餓鬼・畜生・阿修羅・人間・天道のいわゆる六道において、衆生の苦患を救うと言われています。また家族と思われる男女6名の法名が銘に記されています。 |
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みんなの声でわかる、スポットの特長
- 石2
- 幢2
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石幢(日光市文化財)は山際の墓地にやや傾斜して立っていて1583年銘で総高175cmあります。全体的に風化が進んでおりますが欠損箇所が少なくほぼ完全体です。そのため幢身に刻まれた銘文はハッキリと読めました。六角形の笠の下の龕部の六地蔵は穏やかな表情をしていて目を瞑り手を合わせておりました。3頭身でアニメニックなお地蔵様です。石幢は供養または逆修のため造立される物ですがこれだけ出来がいいので全員が極楽浄土に行けただろうと思いました。 (訪問:2023/05/28)
掲載:2023/08/15"ぐッ"ときた! 24人
※上記のクチコミは訪問日当時の情報であるため、実際と異なる場合がございますのでご了承ください。
基本情報
住所 | 日光市小百 地図を印刷 |
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交通 | ※詳細は地図をご確認ください ※個人の墓地内にありますのでご配慮ください |
日光市文化財課 | 0288-25-3200 0288-25-3200 |
駐車場 | 無 |
リンク |
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