日光市の遺跡・史跡
【市指定有形文化財】造形的にとても素朴、「木喰仏」と伝わる仏像
木喰が、安永9年 (1780)中三依に立ち寄った記録あり。造形的には素朴であり、木喰仏とするには問題もあるが、木の実を食べて修行する行者を木喰上人と呼び、後世その木喰上人の作った十王像を木喰五行明満上人のと混同したのではないだろうか。
駐車スペースあり
おすすめ
堂内の木喰仏 ※腐朽破損のため堂内のケースに保管 |
員数:ソウ塚婆 (奪衣婆・だつえば)像1体・地蔵菩薩像1体・十王像9体 (1体欠失) 像高:最小32.0cm~最大56.0cm 制作年代:不詳 |
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木喰(木喰五行明満上人) 1718~1810 仏教行者・仏像彫刻家・歌人 |
江戸時代中期に甲斐国 (現・山梨県)に生まれ、22歳で出家、45歳の時に木喰戒を受け、56歳から日本廻国に出立。会津から日光に詣でる途中の安永9年(1780)9月、中三依に立ち寄ったとされる。 |
木喰仏の特徴 | 木喰が廻国修行の折、全国各地に仏像(木喰仏)を残している。その特徴は、形式にとらわれぬ自由な造形表現にあり、温かい木喰上人の人柄そのままの微笑を浮かべた仏像である。 |
新着クチコミ
みんなの声でわかる、スポットの特長
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木喰仏坐像を見たくて訪問しました。木の小屋の中、ガラスケースに入っている様子。外から覗くと僅かにその姿を拝見する事が出来ました。写真には上手く写らなかったです。優しい、どことなく可愛らしい仏像です。でも、木喰の修行で苦しかったでしょうね。それを感じさせないお顔が凄いです。建物の外には石の仏像が有りました。これも温和なお姿。心が安らぎます^_^ (訪問:2024/02/25)
掲載:2024/02/27"ぐッ"ときた! 33人 -
十王堂は公民館の脇にあるので車が駐車出来ます。十王堂には木造の十王像が九体と奪衣婆が一体安置されております(日光市文化財)。地獄の裁判官と三途の川で亡者の衣類をはぐ鬼婆の仏様達ですがアチコチ見た所では怖い表情を浮かべております。ところがコチラでは怖そうな表情ではなく優しい表情を浮かべております。作者が木喰上人かどうかについて?がついておりますが会津西街道を通ったことは間違いなく作風からして上人の作品だと言えるそうです。上人の人柄が作品に出ているのだろうと感じました。 (訪問:2023/09/03)
掲載:2023/09/07"ぐッ"ときた! 23人 -
国道121号線沿いの十王堂に安置されております。木喰上人が彫刻されたとされる九体(一体欠失)の十王像とソウ塚婆(奪衣婆)像、地蔵菩薩像をガラス越しから見る事が出来ました。1780年に作られたそうですが長い年月の間に虫害による破損と頭部や両手も亡くした物が多く見られます。五体満足とはいかない木喰仏ですが何れも穏やかな表情をしていて気にもしていない様子です。仲が良さそうな仏様達の楽しく語り合う様子が目に浮かびました。 (訪問:2021/12/13)
掲載:2022/03/29"ぐッ"ときた! 22人
※上記のクチコミは訪問日当時の情報であるため、実際と異なる場合がございますのでご了承ください。
基本情報
住所 |
日光市独鈷沢
十王堂内 地図を印刷 |
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交通 | ※国道121号沿い、地図を参照ください |
日光市文化財課 | 0288-25-3200 0288-25-3200 |
設備 | 駐車場 |
駐車場 | 駐車スペースあり |