いかんべ!かあちゃんの うまかんべ?栃木
※記事公開日:2011年11月28日
※記事内の放射線基準値は、2011年11月現在の暫定基準値です。
記事監修:自治医科大学教授 医学博士 香山不二雄
みんな元気かぃ?いかんべかあちゃんだよ!
稲の収穫も終わって、新米がおいしい季節になったね~!!
つやつやホカホカでおいしいもんだから、かあちゃんはついつい食べ過ぎちゃうんだけども…
栃木のお米は食べてもだいじって聞いたけど、本当にだいじ(大丈夫)だったんかな??
そんなわけで今回は、栃木県産のお米のことを聞きに、また県庁さ行ってきたよ~!みんなに代わって、かあちゃんがしっかりビシッと聞いてきたかんね!!
いかんべかあちゃんが突撃リポート!第2弾
突撃!とちぎの新米、だいじなんけ?
「栃木のお米を検査してくれている、ミスターお米の大谷さん(左)と中里さん(右)、よろしくね~!」
「こんにちは、いかんべかあちゃん。栃木のお米のことなら、僕たちに何でも聞いてくださいね!!」
Q1. お米の放射能検査、ちゃんとやってんだべか
「今年の新米、しっかり検査してくれたって聞くけど、具体的にはどんな検査をしたんだい?」
「栃木県では、(1)田植え前、(2)収穫前、(3)収穫後の3回に分けて検査をしたんですよ。」
「はぁ~!3重のチェックかい!!その検査はどんな風にしてやったんだい?」
「まずは、「(1)「田植え前」に土壌を調べました。それは国から「5000ベクレル/kgを超えるところでは米を作ってはならない」という基準が示されたためです。そこで、県内の14か所で農地土壌を分析し、全て5000ベクレル/kg未満であったため、作付けOKとなったんです。」
「はぁ~そんなことがあったんけ」
「そして、「(2)「収穫1週間前」に予備検査を県内75ヵ所で行い、その後本検査として「(3)収穫後」に県内177ヵ所(これは昭和の大合併前の旧市町村ごとになります。)の合計252ヵ所で玄米を調べました」
「たまげた~!252ヵ所も調べたんかい??」
「そうなんです。米は500ベクレル/kgが基準です。予備検査ではその約半分の200ベクレル/kgを上回ると15ヘクタールごとに綿密に検査しなければならなかったんですが、幸い栃木県では基準値をはるかに下回る結果でした。本検査でも県内全ての地域で基準値以下でした。」
【結論!】土も調べ、植わってたのも調べ、稲刈りして調べて、最終的には合計252ヵ所を3重チェック。ちゃんと検査やってたべ。
Q2. きのこなどで放射性物質が検出されたのに、お米は無事ってどういうわけだい?
「んでも、露地もののきのこが基準値を超えたりしているのに、どうして玄米はだいじだったんだい?」
「放射性物質が、土壌から作物へ吸収される割合(移行係数)は、作物によって違うんですよ。水田の土壌から玄米へ放射性セシウムが移行する割合は、約0.012というごくわずかな数値なので、検出されなかったのです。もちろん、原発事故が発生した3月11日に田植えをしていなかったことにも関係があります。」
【結論!】お米は、土壌から放射性物質をあんまし吸収しねんだべ!
Q3. 「栃木県産」と書いてあったら、本当に栃木産のお米かい?偽装はねえのけ?
「こんなこと聞くのもアレだけども、「栃木県産」って書いてあるのは、本当に栃木県のお米なんだべか??」
「かあちゃん、そこは安心してください!そもそもお米には、「米トレーサビリティ法」というのがあって、産地情報を取引先や消費者に伝達することが義務付けられているんです。いわゆる“お米の履歴書”を作ることによって、産地情報や流通ルートが明らかにされているんですよ!」
「なるほど~!じゃあ、流通の時点で偽装されるというのは、ないってことだね!」
【結論!】お米の履歴書を調べれば、だいじだべ!
Q4. お米を加工してつくる、味噌・お酒もだいじけ?
「お米が検査されているってことは、味噌・お酒などもだいじってことだね?」
「ご飯として食べるお米も、加工用のお米も、流通しているものは同じように検査して、安全性が確認された地域から出荷されているので、同じように大丈夫ですよ。」
「はぁ~よかった。じゃあ、味噌やお酒、あと好物のおせんべいもだいじだってことだわね!!」
【結論!】加工用のお米もおんなじように検査してっから安心だべ!
Q5. 直売所のお米や野菜もちゃんと検査してんかい?
「それと、私は直売所とか道の駅とか、大好きでよく行くんだわ。そこで売ってるお米や野菜も大丈夫って事だべね?」
「栃木県の農産物は、代表的な産地を選んでモニタリング検査を実施しているんですが、それに加えて9月からは、農業振興事務所で地域の農産物を検査しています。安心してもらえるように、2重のチェックをしているんですよ。」
【結論!】各地域で、2重の検査を実施中!
【検査結果は、こちらでチェック!】
>>お米(PC版)
>>野菜類、果樹類、畜産物(原乳、肉、鶏卵)
なるほどね~~何重にも分けて、細かくチェックしてくれてんだね~
米に放射性物質が移行する割合も、ほかの作物に比べてずっと低いみたいだし、かあちゃん、お米に関してはひとまず安心したわ~!
大谷さん、中里さん、ありがとね!!これからもよーく検査してちょうだいね!!
…というわけで、さっそく白米がおいしいお店へ…
「…というわけで、お米はだいじみたいよ~」
「だいじもなにも、インタビューするず~っと前から、かあちゃんは新米をモリモリ食べ続けてるじゃないか~」
「やんだぁもーとうちゃんたら!だって新米は本当においしいんだもの!」
「ほらほらとうちゃん、運ばれてきたよ!「与一」のなすべん!!」
「うわぁ~どれもうまそうだね、かあちゃん。」
「これみーんな、那須産の素材で作ったお料理なんだよ!だから「なすべん」なんだわ。」
「てことは、この焼きおにぎりのお米もそうなんかい?」
「そうなのよ!自家栽培で手間ひまかけたお米で作ってるんだって!すごいねぇー」
「ほんとだわ、パリッとして香ばしくて、中はホクホクしてて…うんまいね~」
「うんうん。おかずもうんまいから、焼きおにぎりがどんどん進んじゃうわぁ~うんまいよ、店長さん!!」
店長からスペシャルプレゼント!
いかんべかあちゃん、那須まで来てくれてありがとう!!おいしいって言ってもらえると、一生懸命、愛情をこめて作った甲斐があります!自分たちで作っているお米だからこそ、安全面はかなり気をつけているし、間違いないと思っていますよ!
今回は、栃ナビ!を見た皆様に抽選で、
「与一のなすべん」を5名さまにプレゼントさせていただきます♪♪
みなさん応募して、ぜひいらしてくださいね!
とちぎの地産地消推進店「囲炉裏料理 与一(那須)」
※とちぎの地産地消推進店とは?
次回予告!
次回は、栃木の「いちご」にかあちゃんが突撃!
「この次は、栃木の特産品「いちご」だよ!日本一うんまい栃木のいちごについても、栃木県農政部さ突撃インタビューしてくっかんね!
次回は、来年1月ごろ公開予定だよ~」
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■農産物全般に関するお問い合わせ先
・栃木県農政部経済流通課 TEL:028-623-2298
・河内農業振興事務所 TEL:028-626-3091
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・塩谷南那須農業振興事務所 TEL:0287-43-1252
・那須農業振興事務所 TEL:0287-23-2151
・安足農業振興事務所 TEL:0283-23-1455
■畜産物に関するお問い合わせ先
・栃木県農政部畜産振興課 TEL:028-623-2346
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取材:2011年10月
※掲載内容は取材時の情報です。