いかんべ!かあちゃんの うまかんべ?栃木
※記事公開日:2013年9月27日
記事監修:自治医科大学教授 医学博士 香山不二雄
いかんべ定食PROJECT
秋の味覚たっぷり♪人気店の限定定食づくり!
みんなこんにちは!いかんべかあちゃんだよ!!
季節は食欲の秋!
そこで、とちぎ産の旬の食材を使った、秋の味覚たっぷりのうんま~~い「いかんべ定食」を、県内の人気店さんに作ってもらうべ!!
今回テーマとなる食材はこの4つ!
おいしい定食を、もっとおいしく安全に食べられる秘密を探るべ!
栃木でとれた秋の味覚を安心して堪能できるのは、県庁さんのシッカリした検査があってこそ!
今回のテーマ食材をはじめ、みんなが気にしている食材の放射性物質の検査について、県庁さんに聞きに来たよ。
県庁農政部経済流通課 関口さん、生産振興課 酒井さん、畜産振興課 阿久津さん、環境森林部林業振興課 中里さん
よろしくなぃ!
左から関口さん・酒井さん・阿久津さん・中里さん「なんでも聞いてくださいっ!」
Q1.一番気になるのはやっぱりキノコ。原木しいたけはどうなったぃ?
「以前の記事で、「室内で栽培した「菌床栽培」のキノコなど市場に出回っているものは安心」って言ってたけど、あれから原木しいたけはどうなったぃ?」
林業振興課 中里さん「いま出荷制限中の原木しいたけは、汚染されていない新たな原木に更新したり、生産工程を管理して、試験栽培をしています。生産者のみなさんは、安全な栽培方法で安全なきのこを作り出荷制限を解除しようと、がんばっています!みなさんも応援してくださいね!」
いろんな方法で、私たちが食べられるようにがんばってくれてんだなぃ!
Q2.今年のお米の検査結果はどうだい?
「今年のお米の検査結果はどうだい?何か変わったことはあるかい?」
経済流通課 関口さん「今年のお米のモニタリング検査は、昨年の取組みを踏まえて、安全性の確保に万全を期すため、放射性物質の吸収を抑制する肥料を使うことで、栽培の段階での対策を引き続き行っています。」
「42の検査区域を設け520点の検査を予定しています。9月25日時点では全ての検体で放射性セシウムの基準値を下回っていることが確認されています。検査済みの区域(24市町と日光市、那須町の一部の地域)のお米はすでに出荷が始まっています。
検査区域、出荷・販売が可能となった市町についての詳細は、県のホームページ(PC版)を御確認下さいね!」
収穫したものから順次検査中!現在のところすべての市町で検査クリアーしているんだと!
Q3.今年の秋そばと大豆の検査はどうなんだい?
「この秋収穫される、そばと大豆の検査はどうなってんだぃ?」
経済流通課 関口さん「昨年の検査結果に基づいて、検査区域・検査密度を新たに設定し、それぞれ10月中旬、10月下旬からモニタリング検査をする予定です。検査区域ごとに全ての検体が基準値100 Bq/kg以下であることが確認されてから、出荷・販売します!」
この2つの作物は、これから検査予定!昨年の情報を元に、検査も変えている!
Q4.ヤシオマスなどの養殖魚の検査、どうなってるんだい?
「川魚は安全だって前に教えてもらったけど、養殖魚の検査方法はどうなってんだい?」
生産振興課 酒井さん「養殖魚は、全ての生産者を対象として、一年を通して検査を行い、安全性を確認しています。平成25年9月24日までに288検体中286検体で検出せず、2検体についても基準値を大幅に下回っています。安心して栃木の養殖魚を召し上がってくださいね!」
一年を通して検査!安心して食べてだいじ!
Q5.今年のなしはどうなんだい?検査方法など変わってるんかい?
「もうすでに食べちゃってるけども、今年のなしもだいじなんだべ?」
経済流通課 関口さん「なしやぶどう、りんごなどの果物についても前回お話しした野菜同様、昨年の検査結果に基づいて、分析体制の拡充や検査の効率化により迅速な情報提供ができるようにしています。流通する農産物は出荷前に検査し、安全性を確認していますので、秋の味覚をお楽しみください。」
果物も野菜と同じように検査!昨年の結果に基づいて今年用に検査の計画を立てて実行しているんだべ!
Q6.牛乳は、放射性物質の検査のほか、品質を保つためにどんなことをやってるんだい?
「牛乳の検査は以前と変わらず、しっかりやっているかい?また、子供も安心して飲むためにどんなことをやってるんだい?」
畜産振興課 阿久津さん「現在も乳牛のエサとなる牧草や生産された原乳について、しっかり検査をして安全性を確認していて、平成23年夏以降、原乳での放射性物質は検出されていません。
また、酪農家で乳牛から搾られた原乳は、空気に触れないようにバルククーラーというタンク1カ所に集められ、4℃の低温に保ち、徹底した品質管理のもと毎日クーラーステーションや乳業工場へ出荷されいますので、安心してみんなでおいしい牛乳を飲んでくださいね。」
さすが本州1位の「ミルクの国とちぎ!」と言うだけあって、徹底した衛生管理のもと作られてんだなぃ!
安全を確認して、いざ「いかんべ定食」づくりへ!
昨年のデータをもとに、検査方法も今年用に設定して検査してんだなぃ。まだ規制が解除されていない食材の生産者さんも、解除になるよういろんな方法でがんばってくれてるなんて、感激!がんばって欲しいなぃ!
んじゃ、県内の人気店さんに声かけて、一緒に「いかんべ定食」作りをしてくっかんね♪次回10月21日は、県内3店舗のうんま~い「いかんべ定食」を大公開!!楽しみに待ったらいかんべ~~!
10月6日、「元気なとちぎの消費生活市」開催!
“食と放射能”について分かりやすく、おいしく学べるイベントが10月6日に開催されるよ!ゆるキャラやご当地アイドルも登場するんだって!
人気のカフェが参加する地産地消グルメコーナーや農産物やその加工品の直売コーナーもあるんだって!楽しみだない♪
>>くわしくはイベントページをチェック
目からウロコの簡単レシピ!
テーマ食材「牛乳」を使った「とちベジミルク!」
とちぎのおいしい野菜と、生産量第2位の牛乳。一緒に食べると「必須アミノ酸」や「ビタミンC」が摂取しやすくなるって知ってっけ?野菜と牛乳を一緒に摂るのにぴったりの「とちベジミルク」を、料理研究家の臼居先生に教えてもらったよ!
「とちベジミルク運動」実施中!
そのままだとちょっと飲みにくい牛乳と、たくさん食べられない野菜も、「とちベジミルク」なら、栄養満点で簡単に作れます!“とちぎの牛乳と野菜を毎日の食生活から取り入れてほしい”との思いから始まった運動です。
アスパラガスのベジミルク(20分)
スッキリさわやかな風味!きれいなグリーンのスープだよ!
【4人前】
アスパラガス…6~7本/バター…15g/タマネギ…1/2個/水…200ml/ご飯…30g/牛乳…300ml/塩・コショウ…適量
1.アスパラガスは穂先を飾り用に残し、あらかじめ茹でておく。ほかは5ミリほどの厚さの小口切りにする。
2.鍋にバターを溶かし、スライスしたタマネギを透き通るまで炒めたら、アスパラガスを入れ、2分ほど炒める。
3. 緑色が濃くなった所で水を加えたら、ご飯を入れてとろみをつける。
4. 弱火で10分程煮込んだら牛乳を加え、アスパラガスがペースト状になるまでミキサーにかける。
5.ザルやこし器を通し鍋に戻して温める。冷たいスープでいただく時は氷水にあてて冷やす。
6.塩・コショウで味を整えたら、出来上がり。
<POINT>
こんなにおしゃれなポタージュが簡単に作れるなんてスゴかんべ!お客さんが来るときにもオススメだよ。
焼とうもろこしのベジミルク(25分)
焼きとうもろこしをたっぷり使ってるから、とうもろこし感はもちろん香ばしさも◎!!
【4人前】
とうもろこし…2本/牛乳…300ml/塩…小さじ1/4/白コショウ…適量
1.とうもろこしは直火やオーブントースター、または魚焼きグリルなどを利用してこんがりと色が付くまで焼く。 とうもろこしに火が通ったら、筒切りにし実をそぎ落とす。
2.ミキサーに、とうもろこしの実・牛乳・塩・コショウを加え、滑らかになるまで攪拌する。 ザルや漉し器に流し入れ、漉したものを冷蔵庫で冷やす。
<POINT>
牛乳の量はスープの濃度を見て加減すんだよ。これからの時期は温めてもうまかんべ。
ゴボウと里芋のベジミルク(30分)
里芋のとろみとごぼうが香る、和洋折衷ポタージュ!
【4人前】
ごぼう…中1本/里芋…3個/バター…大さじ1/チキンスープ…400ml/牛乳…200ml/塩…小さじ1/あら引き黒こしょう…適量
1.ごぼうはよく洗い、斜め切りにして水にさらし、最後によく水気をきる。里芋は汚れを洗い落とし、皮をむいて1cm厚さの輪切りにする。
2.なべにバターを入れて火にかけ、ごぼうと里芋を加えて軽く炒め、スープを加えて柔らかくなるまで煮る。
3.(2)の粗熱が取れたらミキサーでなめらかにする。なべに戻して塩、こしょうで味を調え牛乳を加える。
<POINT>
もっと和風にするならスープを鰹だしに変えてもいかんべ。牛乳は、分量を変えたり豆乳を使ったりすると風味が変わって楽しめっかんね!10月6日の「元気なとちぎの消費生活市」で試飲できます。
冬野菜と鮭の酒粕入りベジミルク(30分)
体がぽかぽか温まる、寒い日にぴったりの食べるスープだよ!
【4人前】
塩鮭…4切れ(約400g)/酒粕…200g/大根…1/2本/にんじん…1本/ごぼう…2本
【A】だし…800ml/塩…小さじ1/白味噌…大さじ1/牛乳…400ml/青味みつばまたはネギ…適量/お好みでバター…大さじ2
1.塩鮭はウロコを包丁でこそぎ取り洗い流して水気を切り、食べやすい大きさに切る。
2.酒粕はちぎってヒタヒタの水につけ、約20分間おいて軟らかくする。
3.大根、にんじんは短冊形に切る。ごぼうはささがきにしてさっと水で洗う。
4.鍋に、だし・大根・にんじん・ごぼう・塩鮭を入れて火にかけ、煮立ったら弱火にし、アクをすくいながら約15分間煮る。野菜が軟らかくなったら、味噌と塩を加える。
5.2の酒粕に4の煮汁を玉じゃくしで約2杯分を入れて泡立て器で溶きのばし、4に加える。ひと煮立ちしたら最後に牛乳を加えひと煮立ちさせる。みつばかネギを加えて火から下ろす。
<POINT>
お好みで、汁を椀に盛ってからバターを落としてもいいねぇ。
今回の先生:料理研究家 臼居芳美さん
「レシピを教えてくれたのは、かあちゃんの大親友、臼居先生だよ!」
臼居先生「今回は、栃木県産の野菜と牛乳を使った「とちベジミルク」を紹介しました。ミキサーを使ったりすれば簡単にできるので、ぜひ試してみてくださいね!」
【臼居先生のこれまでのレシピ】
>>春トマトのおいしいレシピ大公開♪
>>目からウロコの簡単レシピ!【夏】
※掲載内容は取材時の情報です。
【いかんべ定食Project】秋の食材検証!
- 秋の味覚たっぷり♪人気店の限定定食づくり!
- おいしい定食を、もっとおいしく安全に食べられる秘密を探るべ!
- Q1.一番気になるのはやっぱりキノコ。原木しいたけはどうなったぃ?
- Q2.今年のお米の検査結果はどうだい?
- Q3.今年の秋そばと大豆の検査はどうなんだい?
- Q4.ヤシオマスなどの養殖魚の検査、どうなってるんだい?
- Q5.今年のなしはどうなんだい?検査方法など変わってるんかい?
- Q6.牛乳は、放射性物質の検査のほか、品質を保つためにどんなことをやってるんだい?
- 目からウロコの簡単レシピ!
テーマ食材「牛乳」を使った「とちベジミルク!」 - アスパラガスのベジミルク(20分)
- 焼とうもろこしのベジミルク(25分)
- ゴボウと里芋のベジミルク(30分)
- 冬野菜と鮭の酒粕入りベジミルク(30分)