【vol.5】お弁当編

「キッズ料理研究家・食育指導士」の金原恵美さんによる「子どものできた！を育てるハッピー食育コラム」は、毎月第4火曜に、楽しくておいしい！笑顔があふれるおうちのごはんづくりについてお届けします♪

こんにちは。キッズ料理研究家　金原恵美です。

秋といえば、遠足や運動会といった行楽シーズン！お弁当は必需品ですよね。

“お弁当”と聞くと、パッと浮かぶ思い出があります。
私は小さいころ、春は山へ山菜採り、
秋は稲刈り後の田んぼへイナゴ獲りへ、家族でよく出かけました。
昼ともなれば、母お手製のお弁当を広げて
おにぎりを片手にウィンナーや甘い卵焼きを、兄妹と争奪戦で食べたものです。
自然の中の澄んだ空気とおいしいお弁当♪幸せな思い出が一気によみがえってきます。

子どもたちにも、こんな風に
大人になっても“忘れられないお弁当”が心に残ってくれるとウレシイですよね！

さて、子どもたちに「どんなお弁当がいい？」と聞いてみると
「から揚げ！卵焼き！サンドイッチもいいけど、やっぱりご飯！」とのこと。
ではでは、子どもたちの大好物をたくさん入れたお弁当をつくっちゃいましょう♪

今回は、キッズたちも挑戦しやすい
コロコロさつまいも・竹輪おくら・アスパラのベーコン巻き・卵焼き・から揚げが入った『お弁当』を作ります！難易度順になっているので、お子さんのレベルに合わせてチャレンジしてみてください。

【用意するもの】

【材料】4～5人分
アスパラ　4本
ベーコン　4枚
鶏もも肉　2枚
片栗粉　適量
酒　大さじ1
醤油　大さじ1
卵　5個
砂糖・塩　適量
さつまいも　1/2本
バター　10g
竹輪　5本
おくら　5本
【道具】
包丁・まな板・ボウル・フライパン・天ぷら鍋など

難易度★
『コロコロさつまいも』
さつまいもをレンジで柔らかくしたものに、バターを少し加えてマッシュします。あとは”泥だんご”の感覚で、コロコロ丸めるだけ。小さな子も大きな子も、みんなで楽しくコロコロしましょう。
【POINT】力を入れすぎるとつぶれてしまいますが、何度か繰り返すうちにちょうどいい手加減がわかってくるはず！

難易度★★
『竹輪おくら』
おくらは下茹でしておき、竹輪の穴の中に差し込みます。お弁当箱のサイズに合わせて、食べやすい長さでカットしてください。
【POINT】小さなお子さんでも挑戦できる簡単メニューです。

難易度★★★
『アスパラのベーコン巻き』
アスパラは、食べやすい大きさにカットして、サッと茹でておきます。ベーコンは半分に切り、アスパラを端に置いたら、くるくると巻き付けてつまようじで端をおさえます。フライパンで焼き上げたら出来上がり。
【POINT】
1本巻きでも2本巻きでも、子どものやりやすい方でOK。アスパラは長いと巻きづらいので、短い方が◎！

難易度★★★★
『卵焼き』
卵は、平らなところでコツンとして割れ目に指を入れて割ります。ボウルに卵と砂糖・塩を入れ、よく混ぜてフライパンで焼きます。2～3回に分けて流し込んでは、パタパタと折りたたんでいきます。慣れているお子さんなら、危険な時以外は手を出さずに見守りましょう。
【POINT】ちょっと失敗しても大丈夫。何度もトライして経験させてあげましょう。上手にできた時に、自信がつきます。

難易度★★★★★
『から揚げ』
鶏肉はひと口大にカットし、酒と醤油で下味をつけておきます。全体に片栗粉をまぶしたら、油でカラッと揚げましょう。小さなお子さんは、お肉に下味をつけるところ、大きなお子さんは揚げるところと、担当別でやってみましょう。
【POINT】片栗粉とゴマを一緒にまぶしてもOK！

お弁当箱に詰めたら、完成！
レタスやワックスペーパーを使って、彩りよく詰めていきます。子どもたちが大まかに詰めたあと、大人がきれいに仕上げてあげてもいいですよ。
【POINT】子どもたちの大好きなフルーツやゼリーを用意しておいても◎♪

自分たちで作ったお弁当だと思うと、よりいっそうおいしく感じちゃうハズ！お昼に蓋を開くのが楽しみですね。

完成したお弁当と一緒に写真を撮っておくと、とっても思い出になりますよ♪

子どもと一緒に料理をする時の3大ルールは「任せて・信じて・見守る」！

楽しいお弁当の思い出を、ぜひおうちのキッチンで作ってください。

来月は、『vol.6 秋の木の実を探してみよう！』です。
お楽しみに。

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キッズ料理研究家　金原恵美（かねはらえみ）

宇都宮市出身の45歳。22歳、19歳、15歳の二女一男の母。
自らの育児中、料理を通して3人の子どもたちの自己肯定感・自尊心を養うことができた経験を活かし、「こどもの笑顔はおうちのキッチンから」をモットーに活動中。
キッズ向けの料理教室では、料理はもちろん食の大切さを。ママ向けの料理教室では『簡単・楽しい・おいしい！』ママが笑顔になる、また作りたいレシピをご提案。各企業や行政主催の幅広い料理に関するご依頼、食育セミナー講師等も担当しております。

～キッズ料理研究家／食育指導士／フード・アトリエ chou-chou 代表／NPO法人日本食育協会　会員～

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