「キッズ料理研究家・食育指導士」の金原恵美さんによる「子どものできた!を育てるハッピー食育コラム」は、毎月第4火曜に、楽しくておいしい!笑顔があふれるおうちのごはんづくりについてお届けします♪
【vol.8】おせち編
こんにちは。キッズ料理研究家 金原恵美です。
ずいぶんと寒くなってきましたね。今年も残りわずかです。
この連載を見ていただき、子どもと一緒にお料理をすることで、
小さな「できた」を積み重ねることの大切さが伝わっていると嬉しいです。
さて、毎年おせちは、どうされていますか?
私は、3段お重を何日もかけて作ったことが一度だけありますが、
あまり喜んでもらえず、がっかりした経験があります。
そこでその経験を生かして(笑)、今では、
子どもの喜ぶもの+大人の喜ぶものを幾つかに絞って、
用意するようになりました。
今回は、子どもと一緒に楽しく作れる『だて巻』と『飾りかまぼこ』をご紹介いたします!
あと数点、大人好みのメニューを加えたら、
我が家の簡単おせちのできあがりです♪
【用意するもの】
【材料】4人分
はんぺん 100g
卵 3個
◎砂糖 大さじ3
◎塩 小さじ1/4
◎酒 大さじ1
油 適宜
かまぼこ(紅白) 1本ずつ
【道具】
包丁・まな板・ボウル・フライパンなど
『だて巻』の作り方
【1】はんぺんをつぶす
はんぺんをジップ付きの袋に入れ、手でつぶす。
【POINT】小さな子でも遊び感覚でお手伝いできる作業です!
【2】ボウルではんぺんと卵を混ぜる
ボウルに【1】と卵1個割入れ、泡だて器でよく混ぜる。よく混ざってきたら、調味料を加えてさらに混ぜる。次に、2個目の卵を入れ、さらによく混ぜる。
【POINT】よく混ぜるのがポイントなので、ときどきママがCHECKしてあげてください♪
【3】3個目の卵を入れる
3個目の卵を入れ、よく混ぜる。なめらかな生地になったらフライパンに油を入れ焼く準備をする。
【POINT】最後の仕上げは、ママでもOKです。
【4】フライパンで焼く
キッチンペーパーで油をなじませて熱したフライパンに、生地を流し込み蓋をして弱火で3分焼く。きつね色になるまで焼き、フライ返しで反す。焼きあがったら、巻きすなどで丸め、形を整える。
【POINT】簡単な作業なので、火傷に気をつけて、子どもにまかせてみるのもヨシ。
『飾りかまぼこ』の作り方
【1】かまぼこを切る
かまぼこと板の間に、包丁の背の部分を入れて板から離す。残ったものは、板についたままで保存する方が良いです。
【POINT】包丁の使い方には十分気をつけて!
【2】交互に並べて、カットする
薄く切った後、交互に並べて、縦にカットします。きちんとかまぼこと向き合って切ると、上手に切れます。ピンクと白を交互にすると、華やかです。
【POINT】丁寧にゆっくりやったほうが、キレイに仕上がると教えてあげてください。
我が家では、この他、大人用に、
黒豆と海老のうま煮を用意しました。
おせち料理にはそれぞれ意味があります。
「伊達巻」は、書物の巻物に似ていることから、
学問・文化・教養を持つことを願うもの。
「かまぼこ」は、日出に似ていること、
紅のかまぼこは魔除け、白のかまぼこは清浄を意味しています。
子ども達と、おせち料理にチャレンジしながら、
その意味を伝えることができたら、より心に残りそうですね。
お母さんの心構えは「信じて・任せて・見守って」。
来月は、『vol.9 ガブリ!恵方巻き編』です。
来年も、どうぞよろしくお願いいたします。
※食育コラムの「おせち編」についてのクチコミや、実際にやってみた感想をお待ちしております。
キッズ料理研究家 金原 恵美(かねはらえみ)
宇都宮市出身の45歳。22歳、19歳、15歳の二女一男の母。
自らの育児中、料理を通して3人の子どもたちの自己肯定感・自尊心を養うことができた経験を活かし、「こどもの笑顔はおうちのキッチンから」をモットーに活動中。
キッズ向けの料理教室では、料理はもちろん食の大切さを。ママ向けの料理教室では『簡単・楽しい・おいしい!』ママが笑顔になる、また作りたいレシピをご提案。各企業や行政主催の幅広い料理に関するご依頼、食育セミナー講師等も担当しております。
~キッズ料理研究家/食育指導士/フード・アトリエ chou-chou 代表/NPO法人日本食育協会 会員/株式会社Cooking&Glow 代表~
株式会社Cooking&Glow
食を通して笑顔をつくる企業です。
10/17(月)より、事務所を兼ねたカフェスペース「Beans & Vege Deri」では
豆と野菜を、メインにして作ったお惣菜やお弁当をご提供しております。
〒320-0806
宇都宮市中央5丁目10-1
11:00~18:00 ※売切次第終了
■株式会社Cooking&GlowのFacebook
クチコミ
取材:2016年12月
※掲載内容は取材時の情報です。