野木町の遺跡・史跡
【野木町指定史跡】栃木県内の数少ない縄文時代の生活を伝える貝塚の一つ!
思川左岸の河岸段丘に位置し、発掘調査から縄文時代前期のものと推定されます。竪穴式住居址の他、ヤマトシジミなどの淡水性貝やカキなどの海洋性貝も出土し、当時の原始集落や竪穴式住居などの生活様式、周辺の環境がうかがえる貴重な遺跡です。
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各調査で発見された竪穴式住居址と貝塚 | ◇昭和14年:2基の竪穴式住居址と黒浜式土器が出土。 ◇昭和44年:3基の住居址、内2基の掘り込みから貝塚を確認。 ◇昭和62年:13か所からなる貝塚群を確認。 |
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当時の環境を推定できる貝類の出土 | マガキ・カガミガイ・サルボウ・ヤマトシジミ・オキシジミ等、河口~湾奥部~湾中央部に生息する貝類が出土。 |
奥東京湾の最奥部 | 縄文時代、気候の温暖化による水位上昇のため、現在の古河市付近まで東京湾が入り込み(奥東京湾)、このあたりまで海水が来ていたことがわかります。 |
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みんなの声でわかる、スポットの特長
- 貝塚2
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本県では栃木市藤岡町の篠山貝塚と共に数少ない貝塚の一つです。約5000年前の縄文時代では東京湾の海水が入り込んでいた証であります。出土貝類はヤマトシジミ、マガキ、カガミガイ、サルボウ、オキシジミ等で河口付近や浅瀬で生息するものばかりです。現在は畑地となっていますが目をつぶるとコノ辺一帯が大規模な貝塚と多くの住民が生活していた様子が想像できました。 (訪問:2020/10/14)
掲載:2020/12/26"ぐッ"ときた! 23人
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