イラストレーターひらたともみのママ友ランチ日記
vol.5 「MagicTown cafe」編
MENU:プレートランチ+サラダバー…1,480円
(+250円で、ドリンク&デザート付)
SNSで知り合った、シナリオライターのCさん
「MagicTown cafeに行きたい!」そう願って早●年!今回、とうとう実現することができた。しかも、うまいこと仕事にかこつけて(ニヤリ)。ご一緒したママ友は、シナリオライターのCさん。実は、Cさんとお会いするのはこれが初!数年前からSNSで付き合いがあり、ずっとお会いしたかった方だ。ツイッターとかフェイスブックで近状を確認し合っていたので、ちっとも初めて感がなく、お互いの子どものことも昔から知っているような気すらすした。…う~ん、時代は変わったなぁ。
さて、子連れでおいしいものが食べられて、オムツ替えとかベビーベッドとかあって、できることならちょっと子どもが遊べるおもちゃなんぞある…そんなママにとって夢のようなお店といえば、ここ、「MagicTown cafe」。ここには、ママの欲しいものすべてがあるのだ!
奥のスペースが子連れオススメエリアになっていて、インテリアもかわいく、まるで海外のおしゃれな子供部屋のよう♪当然ママたちの人気も高く、土日の予約は数ヵ月先まで埋まっているとか、なんとか…。そんなママたちの聖地に、今回ようやく、やってくることができたのであるっ!ああ、楽しいっ。
思い返せば、「エンドレス子育てなう!」の私は、長年、子連れカフェ難民だった。今でこそ子どもを保育園に預けている身分なので、ありがたく手ぶらで取材やら打ち合わせやらをかねてカフェランチを楽しんでいるが、入園前の乳飲み子同伴期のママ友ランチなんて、悲惨極まりなかった。
スリムさで選んだベビーカーに娘を乗せ、オムツ、ミルク、着替えの入ったデカいマザーバッグを担ぐ。手持ちのバッグには、泣かれたときに使うハメになる抱っこ紐。これだけの装備をしても、子連れランチを優雅に楽しめるお店に遭遇するのは奇跡に近い。子ども椅子があっても、オムツ替えベッドがなかったり、お座敷で寝かせるスペースがあっても、お隣さんに気兼ねしたりと、ハードルは果てしなく高い。
いつもはしないメイクをして、ウキウキ気分でお店に着いたとしても、楽しいカフェタイムは一瞬で悪夢と化す!子どもが飽きたときだ。ぐずり出した子どもを抱きながらパスタをすすり、話が夫の悪口大会に差し掛かって、盛り上がりも最高潮となると、今度は眠くて大泣きしだし、向かい合って座った友人の声さえも聞こえず、「えっ?えっ?」とオウム返し…。もう、こうなると、「ごめんね。そろそろ帰るわ…。」と言い出すしかない。そして家路についたころはクタクタになり、当分、ママ友ランチは無理だな…と身に染みて思ってしまう日々だった。
ところでCさんは、主に恋愛ゲームのシナリオライターをしている。予想通り、彼女も私と同じ「妄想族」だった。一日の大半は、妄想と現実をいったりきたりし、ときどき「あっち」から戻ってこれなくなる。戻ってこないままだと、もろもろ支障をきたすので、仕事場所としてカフェを転々としながら、ガス抜きをすることも多い。“クリエーター”なんて横文字にすると聞こえはいいけど、毎度、締め切り前には髪をかきむしり、子どもに八つ当たりをしながら原稿を描き、コーヒーをがぶ飲みしながらやり過ごしているのが現実だ。
私と同じく40代のCさん。売るほど体力のあった若かりし頃はもう過ぎた。無茶をすればしっぺ返しがくる。融通が利くだろうと思って、自宅勤務になったのに、フリーランスにくる仕事といえば急ぎの仕事ばかりで、土日なんて毎週修羅場のように仕事漬けだ。ここは踏ん張りどころなのか、そろそろ土俵から降りろと言っているのか、天の声を聞く気などさらさらないのが、一部のイケイケドンドンアラフォーなのだ!(そう。私とかCさんとか…)
お互い、「負けん気あるある~!」的な話をしていたら、すっかり同行の編集担当さんに置いて行かれてた!私とCさんの男気ランチトークは、初対面にもかかわらず、燃えに燃えた。今や、すっかりリア友です!
MAMA POINT
おしゃれでかわいいのに
ちゃんとママ仕様☆
おしゃれでかわいい、カフェの雰囲気バッチリなのに、子ども椅子やベビーベッドまで完備!人気の高いソファ席なら、赤ちゃんをゴロンとさせることもできちゃう。
ママのニーズを知り尽くしたこのエリア、予約はお早めがベター。席まで指定できるそうですよ。
SHOP INFORMATION
「MagicTown cafe」(宇都宮市竹林町)
キッズエリアだけでなく、落ち着いた書斎風エリアや、オリエンタルな個室風エリアなど、雰囲気を変えた6つのスペースが選べるコチラ。パティシエがつくる自家製タルトも目玉の一つ。お好みをチョイスしてデザートタイムを楽しんで!
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ABOUT TOMOMI HIRATA
イラストレーター ひらたともみ
宇都宮市在住。1970年生まれ。20代、30代、40代で出産を経験し、二男一女の母。イクメンで料理好きな夫と5人暮らし。主に新聞、雑誌、WEBなどのメディアで活躍中。
著書:「これでいいのだ!働くかあちゃん」(中経出版)
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※掲載内容は取材時の情報です。