日光市の遺跡・史跡
【市指定有形民俗文化財】江戸から昭和にかけての荷役馬を供養するための碑
江戸時代から会津西街道を往来する荷物運送の駄賃収入はこの地域の人々の主要な収入源であり、人々は馬を大変大事にしてきました。大小54基あり、天保11年(1840)から昭和12年(1937)と信仰年代も幅広く、地域の特色を表す民俗文化財です。
無
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勝善碑 | 馬頭観世音碑が馬の安全や健康を祈ったり、死馬の冥福を祈ったりするものであるのに対して、勝善碑は、主として馬産地において名馬の誕生を祈願する信仰の碑。 |
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馬頭観世音碑 | 人々は馬を大変大切にし、家の中に馬屋を作り家族同様に扱いました。この心情の表れとして、難所で事故死した馬を哀れみ供養のため、死馬の拾場だったこの鬼怒川の断崖の近傍に、一頭毎に碑を建てました。 |
54基の内訳 | 年代別には、江戸時代のもの(解読不能のものを含む)14基、明治時代のもの16基、大正時代のもの16基、昭和期のもの8基を数えます。 |
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みんなの声でわかる、スポットの特長
- 馬3
- カーブ2
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新藤原駅近くの国道121号線沿いのカーブで見る事ができます。1840年~1937年までの勝善碑と馬頭観世音碑群54基(日光市文化財)が線路と道路に挟まれた歩道の一段高くなったスペースに存在感を示しておりました。駅近くなので電車も減速し車もカーブでスピードを緩める場所なので気が付いた人もおられるでしょうね。馬で荷物配送をして駄賃収入を得ていたコノ地の人々にとって馬は家族同然だったそうです。馬への感謝の気持ちが伝わる碑群です。 (訪問:2021/12/23)
掲載:2022/05/12"ぐッ"ときた! 22人
※上記のクチコミは訪問日当時の情報であるため、実際と異なる場合がございますのでご了承ください。
基本情報
住所 | 日光市藤原 地図を印刷 |
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交通 | ※地図を参照ください。くれぐれも車の往来にはご注意ください。 |
日光市文化財課 | 0288-25-3200 0288-25-3200 |
駐車場 | 無 |