日光市の遺跡・史跡・樹木
倉ケ崎城との関連も示唆する中世銘の地蔵と、共に時代を見届けたサルスベリ
この場所は、かつて倉ケ崎城があったとされる毘沙門山麓に位置し、雷電神社など数社の小祠の建つ村民崇敬の聖地となっています。地蔵堂の小石仏には大永2年(1522)の銘があり、サルスベリはこの小石仏が安置されたときに植栽されたものと考えられます。
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【日光市指定天然記念物】倉ケ崎のサルスベリ | 樹齢450年以上。一幹に7本の大枝を分かつ老樹でしたが、一部が枯れて現在の姿となっています。夏の日に、紅花が100日間も彩ることから別名「百日紅」。 |
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【日光市指定有形文化財(彫刻)】石造地蔵菩薩坐像 | 安山岩に素朴な技法で彫られた、像高48cm、坐巾35cmの小石仏。背面に大永2年(1522)の銘があり、四郎二郎なる者が旦那法泉坊四郎右衛門のために、菩提を弔い建立したものです。 |
中世銘のある貴重な石造地蔵 | 戦国争乱の最中、日光山勢力と宇都宮氏の争いが絶えなかった時期で、天正15年(1587)には宇都宮氏勢力の拠点であった倉ケ崎城が落城。中世銘のある貴重な石造地蔵であり、倉ケ崎城との関連も示唆しています。 |
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推定樹齢500年のサルスベリ(日光市天然記念物)は枯死している枝もあるので全体的に花々が付くことはありませんので随所に咲いております。自在性がある枝を眺めるのも退屈しませんが華やかな色合いはコノ時期ならではの光景で益々枝が張りきっている様に感じられました。 (訪問:2023/09/03)
掲載:2023/09/07"ぐッ"ときた! 26人 -
1522年造立の石造地蔵菩薩坐像(日光市文化財)は安山岩製で坐高40cmで地蔵堂に安置されております。中を窺うと痩せていて悲しい表情を浮かべておりました。日光山と宇都宮氏の勢力争いで土地や家を荒らされる倉ケ崎住民の不安を表現しているようです。住民はお地蔵様に地域の平和を祈願したことでしょう。敷地にあるサルスベリ(日光市天然記念物)は地蔵菩薩坐像が安置された時に植栽されたものだそうで現在では樹齢500年近く経っている老樹であります。一幹に七本の大枝を分かつ見事な木だったそうですが現在は一部が枯死しております。それでも当時の面影が見る事が出来て元気な太い枝がのたうち回っておりました。花の咲く時期に来たいと思います。 (訪問:2023/05/28)
掲載:2023/08/16"ぐッ"ときた! 26人
※上記のクチコミは訪問日当時の情報であるため、実際と異なる場合がございますのでご了承ください。
基本情報
住所 | 日光市倉ケ崎 地図を印刷 |
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交通 | ※詳細は地図をご確認ください ※寺社地内につきご配慮ください |
日光市文化財課 | 0288-25-3200 0288-25-3200 |
駐車場 | 無 |
リンク |
ホームページ(石造地蔵) |
花特集
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