茂木町の遺跡・史跡
【町指定有形文化財】父娘の伝説にまつわるお堂。芳賀坂東二十八番札所。
栃木県と茨城県の境、仏の山峠の朝日堂・夕日堂は、磯四郎左衛門と一人娘お仙の伝説にまつわる堂として有名です。朝日に向かって西山麓に建つ堂が朝日堂、夕日を浴びて東山麓に建つ堂が夕日堂です。
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伝説 | 県境の峠に追剥がいました。娘お仙はそれが父磯四郎左衛門と思い、止めるために旅人を装いますが、娘とは知らずに父は旅人を殺してしまいます。父は罪を悔い娘の冥福を祈り、お堂を建立、朝夕祈りました。 |
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2つのお堂 | 父磯四郎左衛門の菩提を弔うために、天文24年(1555)に2つのお堂を建立。 |
芳賀坂東二十八番札所/朝日堂 | ご本尊:十一面観音菩薩像 御詠歌:小貫(おぬき)なる 朝日の堂を 訪ぬれば 仏の山の 西とこそ知れ |
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みんなの声でわかる、スポットの特長
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朝日堂・夕日堂(茂木町文化財)は標高194mの仏の山峠の田んぼを挟んで向かい合うように建っておりました。1555年に建立された建物で県道一号線沿いの御堂が夕日堂、田んぼの先で山を背にしているのが朝日堂です。伝説では仏の山峠で追い剥ぎをしていた父親を止めさせる為に旅人に装って峠に向った娘が父親に殺されてしまいます。父親は犯した罪を悔い御堂を建て娘の冥福を祈ったといわれている悲しいお話です。どちらの御堂にも瓜二つのお地蔵様が安置されていて微笑を浮かべておられるように見受けられました。朝に朝日堂、夕方に夕日堂と欠かさず祈られたことがお地蔵様を微笑ませたのかも知れませんね。現在もその風習は地域の人に引き継がれているんだろうなあと思いました。現在は広い道路でピンときませんが昔は寂しい峠で追い剥ぎが多かったのでコノ伝説が生まれたんでしょうね。通る度にコノ伝説を思い出したいと思いました。 (訪問:2021/06/10)
掲載:2021/08/24"ぐッ"ときた! 36人
※上記のクチコミは訪問日当時の情報であるため、実際と異なる場合がございますのでご了承ください。
基本情報
住所 | 茂木町小貫 地図を印刷 |
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交通 | 栃木茨城県道1号宇都宮笠間線 仏の山峠の麓 |
ふみの森もてぎ | 0285-64-1023 0285-64-1023 |