壬生町の古墳
7世紀前半、黒川東岸の台地に築かれた三段築成の円墳
羽生田地区の大型古墳同様、墳丘第一段の平坦面を幅広く造る特徴(基壇)がみられます。またこの地区最後の権力者の古墳と考えられ、出土した土器等の年代から7世紀前半に築かれたと推定されています。
無
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形状 | 墳丘は三段に築かれた円墳。墳丘は直径が約63m、高さが約5m、墳丘二段と三段の斜面は葺石(ふきいし)で覆われています。 |
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石室 | 石材は主に凝灰岩で造られた複室構造の横穴式石室と推測されます。石室の前面に川原石で造られた前庭(ぜんてい)といわれる祭祀の場が、ほぼ完全な形で発見されました。 |
出土品 | 前庭より、金銅製馬具や武具類、「斧状鉄製品」といわれる特殊な遺物も出土。墳丘上には須恵器の甕(かめ)が並べられていたと推察されます。 |
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みんなの声でわかる、スポットの特長
- 古墳4
- 周囲2
- 墳頂2
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道路沿いの看板から歩いて畦道を少し入ると視界全体に古墳が広がりました。直径63m、高さ約5mあり周囲を周溝が巡っている三段築盛の円墳です。下草が刈られており入りやすい見やすい古墳で保存状態も良いです。墳頂には稲荷神社が祀られておりました。明るい雑木林に覆われた墳頂からは周囲を見渡すこともでき、360度のどかな風景が映り心が落ち着きました。古墳には石室の石材は見当たりませんが数々の大型の完成度の高い遺物が発見されており壬生町歴史民俗資料館に展示されております。興味がある方は古墳共々寄って見て下さい。 (訪問:2020/11/22)
掲載:2021/01/30"ぐッ"ときた! 28人
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