かあちゃん&とちまるくんの、旬の食材探訪 「秋」 | いかんべかあちゃんの とちぎの旬の食材講座 | 栃ナビ!
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かあちゃん&とちまるくんの、旬の食材探訪 「秋」

「みんなこんちは~!いかんべかあちゃんだよ。
いくらか涼しくなってきて、食卓には秋の味覚が並ぶようになったね。今回も、栃木の人気者「とちまるくん」と一緒に宇都宮の秋の味覚を探しにやってきたっぺ。
農家さんから簡単でうんまいレシピも教えてもらうから、みんな楽しみにしてなぁ~!」
「こんにちはまる~!ぼくは、栃木県元気ニコニコ係リーダーの「とちまるくん」まる。秋の味覚、ワクワクしてくるまる~♪」

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巨大な葉っぱの正体は…ほっくりサトイモ!

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「いかんべかあちゃん、あの畑の葉っぱ、とっても大きいまる~!」
「そうだねぇ。何の葉っぱだか、とちまるくんは知ってっかい?」
「うぅ~ん、何だろまる……あれ?向こうの葉っぱが、ガサガサ動いてるまるっ!見に行こうまる!」
増渕さん「や~こんにちは、いかんべかあちゃん、とちまるくん。」
「あんら、さといも農家の増渕さんでねぇけ。さといもの収穫かい?」
増渕さん「そう!今年もおいしいさといもが採れてるよ~」

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さといもの葉は顔より大きい!

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ドーンと登場…これがさといも?

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分けていくと…

「さといもの葉っぱだったまるね~!近くで見ると、背も高くて大きいまる!」
「アタシの顔より大きいねぇ~!」
増渕さん「みんながよく見るさといもは、根っこの部分。もとは、こんなに大きなかたまりなんだよ!」
「春に植えた「種いも」が、こんなに大きく成長するんだね~」
増渕さん「春に植えた「種いも(親いも)」「子いも」がついて、さらにそこに、「孫いも」まで連なってくるんだよ」
「そうそう、この「孫いも」が、やっこくてうんまいんだよね~」

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増渕さん「2人とも、おいしいさといも料理を用意したから、食べてきな~」
「うれしいまる!」
「あらやだ~気ぃつかわなくて良いのに!でも、せっかくだからいただいちゃおうかね(嬉)」
「うんまいね~!!この、「だし煮」と「田楽」と「シフォンケーキ」、レシピを教えてくれっかい?」

番外編 いかんべクイズ 「この野菜、知ってっけ?」

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「ところでとちまるくん、今度はこの葉っぱ、何の葉っぱだか知ってっけ?」
「う~ん、何まる…葉っぱを食べるまるか?」
「この葉っぱの、根っこの部分を食べるんだよ。とちまるくんも、よーく知ってる、アレの元なんだけど…」
「ボクも知ってるまる?この根っこ、スーパーや直売所でも見たことないまる…」

正解は…こんにゃくいも!

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「正解は、「こんにゃくいも」だべ!こんにゃくの原料になるお芋なんだよ。栃木県では、「鹿沼こんにゃく」が有名だね~」
「けんちん汁やおでんのこんにゃく、大好きまる!ちょっと見た目は怖いけど、こんな形をしてるまるね~」

ジューシーで甘~い、梨の季節がやってきた!

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「秋の味覚で外せないのが、梨だべ!収穫の様子を見てみっかね~」
「あっ、勝手に入って良いまる~??」
「だいじだいじ~。ここは知り合いの梨農園なんだわ。今日も収穫してるはず…こんちわー、増渕さぁーん!」

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増渕さん「いらっしゃーい、そろそろ来る頃かと思ってたよ~!」
「今年の梨はどんなあんばいだい?」
増渕さん「8月と9月に雨が少なかったから、甘~い梨ができたよぉ。今は、ちょうど「豊水」の収穫だけど、もう少ししたら「あきづき」の収穫が始まるよ!」
「あきづき?聞いたことない品種まる~!」
増渕さん「2001年に品種登録された新しい品種なんだよ。幸水や豊水に比べて数が少ないけれど、人気急上昇の品種なんだよ!よし、案内してあげよう。」

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豊水
旬:9月初旬~10月初旬

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あきづき(9月初旬撮影)
旬:10月初旬ごろ

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にっこり(9月初旬撮影)
旬:10月下旬ごろ

増渕さん「あきづきは、まんまる~い形が特徴なんだよ。豊水と新高、幸水のかけあわせで、それぞれの品種の良いとこ取りの、おいしい梨なんだよ」
「収穫期間が10日間くらいしかないんだべ?旬の時期が少し短いけど、甘くてジューシーで、うんまいんだよね~」
「へぇ~時期になったら、食べてみたいまるっ!」
増渕さん「隣の木に実っているのは、「にっこり」だよ。まだ実も小さくて、色も若いね。こうやって、シーズンごとにいろんな品種を収穫して、出荷するんだよ」

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「どんな梨が、甘くておいしいまる?」
増渕さん「例えば、この豊水を見比べてごらん。左に比べて右の梨は黄金色でしょ?よーく見ると、皮に透明感があるのが分かるかな?これが熟している証拠なんだよ」
「増渕さんちの熟したおいしい梨は、隣の直売所で買えるから、帰りに買っていこうかね~」

>>にっこりについてはこちらの記事をチェック!

宇都宮の米どころ、上河内の新米をチェック!

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「さぁ、羽黒山の麓の上河内までやってきたよ」
「稲が金色に輝いていて、キレイまる~!」
福嶋さん「お~い、いかんべかあちゃん、こ~んにちはー!」
「ん?あのコンバインの人が手を振ってる…んもぅ、人気者は大変だべなぁ…と思ったら、あらやだ福嶋さんけぇ!今年のお米のできばえは、どうだい?」
福嶋さん「この辺の水は、鬼怒川水系のおいしい水だし、土も良いからね。平年どおり、おいしいお米ができているよ!」
「平年どおりといっても、その品質を保つのは、大変なんだべ?」
福嶋さん「環境にも配慮しながら、安心しておいしいお米が食べられるように、この辺の地域は、5年前から「エコファーマー制度」を取り入れたでしょ?だから、なおさら品質維持の意識が高まってきているよ」

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刈り取って…

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コンバインの中で脱穀…

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「もみ」になって出てくる!

「ところで、稲を刈ってからどうやってお米になるまる?知りたいまる!」
福嶋さん「じゃあ、やって見せてみよう!」
「コンバインを使って刈り取ったら、コンバインの中で脱穀も同時にしちゃうんだ。ながーい管を通って出てくるのは…ほら、もう「もみ」の状態なんだよ」
「へ~~!すごいまるっ!」
福嶋さん「これを、機械で乾燥させた後、もみを玄米にして、新米がお店に並ぶまで大体半月~1ヶ月くらいかかるかな~」
「いろいろな工程を踏んでいるんだね~新米が楽しみまる!」

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福嶋さん「昔から、上河内の上田地区のお米は特においしくて、宇都宮のお殿様にも献上されていたんだよ。この「御用川」で、船で俵を運んだとも言われているんだ」
「へぇ~そうなんけ。じゃあ折り紙つきだない!」
福嶋さん「新米として出回ったら、ぜひ食べてみてね!」

>>栃木産のお米についてはこちらの記事をチェック!

農家さん直伝♪さといもの簡単レシピ

さといもとオクラのだし煮

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【材料(4人分)】
・さといも…300g程度
・オクラ…10本
・枝豆…適量
・顆粒だし…小さじ1
・塩…少々
・醤油…少々
・ゆずの皮…少々

作り方

1.さといもを食べやすい大きさに切って、だし汁で15分~20分煮る。
2.5分ほど煮たところで、塩と醤油を加える。醤油は風味程度の分量でOK。
3.火が通ったら、ざく切りにしたオクラと枝豆を加えて、全体に火が通るまで加熱する。
4.器に盛り付け、ゆずの皮を飾ったらできあがり!

ポイント!

上品な味わいで、さといもとオクラのトロトロ感がとってもおいしいんだわ!煮っ転がしに飽きたら、やってみたらいかんべ!
枝豆は無かったら入れなくてもいいけども、冷凍のものやおつまみの残りを使ったりしてもイイね。さといもの皮をむくのが面倒なら、一度に皮むきして、小分けにして生のまま冷凍保存してもいいんだかんね?

さといもの田楽

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【材料】
・さといも…適量
<ゆず味噌>
・味噌…30g
・砂糖…15g~30g
・酒…適量
・ゆずの皮すり下ろし…適量
・ゆず果汁…適量
<ねぎ味噌>
・味噌…30g
・砂糖…15g
・長ネギみじん切り…適量
・しょうがみじん切り・・・適量

作り方

1.さといもを茹でる。よく洗って、皮のまま茹でてもOK.

<ゆず味噌>
1.味噌・砂糖・酒を合わせて火にかける。分量は、味噌1:砂糖0.5~1が目安!
2.ツヤが出てきたら、火からおろす。
3.冷めたら、すりおろしたゆずの皮、ゆず果汁を加えてできあがり!

<ねぎ味噌>
材料を全て混ぜ合わせれば出来上がり!分量は、味噌1:砂糖0.5~1が目安!

ポイント!

茹でたさといもをさらに素揚げすると、食感がまた変わってうんまいよ。
ゆず味噌は、最後にゆずの果汁を入れるのがポイントだよ!爽やかな酸味がプラスされてうんまいよ~!好みで、火にかけるときにだし汁を加えてもいかんべ。

さといものチョコシフォンケーキ

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【材料(17センチ分)】
・さといも…100g
・牛乳…30g程度
・卵…4個
・砂糖…65g
・薄力粉…40g
・ココアパウダー(純正)…15g
・サラダ油…大さじ2

作り方

1.茹でたさといもを潰し、牛乳を加えてよく混ぜ合わせる。
2.卵を白身・黄身に分け、白身に40g、黄身に25gの砂糖を入れそれぞれ泡立てる。
3.卵黄が入ったボウルに、1、ふるいにかけた小麦粉とココアパウダー、サラダ油を入れよく混ぜ合わせる。
4.3に、白身を泡立てたメレンゲを1/3入れてよく混ぜる。残りのメレンゲをいれ、サックリ混ぜる。
5.17センチの型に流して、170度のオーブンで35分~40分焼く。

ポイント!

さといもが入っているから、モチモチ、プルンとした食感になるんだよ!お年寄りにも食べやすいかもね。
さといもの食感を出したかったら、あえて粗めに潰してもいかんべ。出来上がった生地は、メレンゲがつぶれないうちにすぐに焼くんだかんね!

取材:2012年09月

※掲載内容は取材時の情報です。