日光市の橋・吊橋
かつて活躍した日光軌道線の貴重な鉄道遺産!安良沢(荒沢)橋梁
荒沢川に架かる日光軌道線の橋梁です。3ヒンジ上路式の鋼ソリッドリブ・アーチ橋でアーチ部がハの字形で特異な形状となっており、貴重な鉄道遺産です。木々が生い茂る季節には姿は見られませんが、時期により遠方から望むことができます。
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橋梁の歴史 | 東武鉄道日光軌道線の前身である日光電気軌道株式会社により、日光軌道線開業年の1910年に橋が架設されたと考えられています。日光軌道線が廃線となった1968年、その役割を終えました。 |
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日光軌道線概略(全長10.6km) | 1910年日光電気軌道株式会社が古河鉱業(現古河電気工業)の貨物輸送と観光客輸送のため、停車場前~岩の鼻間で開業。後に駅前~馬返まで延長。1947年東武日光軌道線に。1968年利用数減少で歴史に幕。 |
橋梁の構造など | 3ヒンジ上路式の鋼ソリッドリブ・アーチ橋、アーチ部がハの字形という特異な形状。 橋長:24m |
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もう10年以上前の話です。ここは国道121号線の荒沢川の橋の上。冬の奥日光へ向かうドライブの車窓からチラリと見えた橋!あそこに道は無いはずなのに何の橋?不思議に思って調べてみたところ1968年(昭和43年)に廃線となった東武日光軌道線の安良沢橋梁(廃橋)でした。 橋梁は専用軌道部分だったためか、鉄橋は石造りの橋台と共に撤去されずに残っています。橋梁の構造は「3ヒンジ上路式の鋼ソリッドリブ・アーチ橋」で近代土木遺産B(現存する重要な土木構造物2800選:Bは県指定文化財クラスを意味)に指定されています。橋梁の前後の土地は私有地となっていて、軌道敷跡より橋梁へ近づくことは出来ません。並走する国道122号線とわずか30m程度しかし離れていませんが、緑が濃い夏場は国道側からは見ることが出来ません。落葉後~新緑前の僅な期間が橋梁を見ることが出来るチャンスなのです。東武日光軌道線は廃線となり50年が経ち、日光駅~馬返しの区間に鉄道が走った痕跡はずいぶんと少なくなってしまいましたが、2020年より東武日光駅前広場に同路線を走っていた東武100形電車が静態保存されました。登山電車と言っても良い勾配を走った電車を思いながら、日光駅~馬返し間を車等ちで走るのも良いですよ(*^^*)v。。。歴史の生き証人!!!『東武日光軌道線 安良沢橋梁』 末永く保存されることを願います( ^-^)ノ∠※。.:*:・'°☆ (訪問:2021/04/07)
掲載:2022/04/22"ぐッ"ときた! 32人
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